Autoimmunology Research

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IgG4関連唾液腺炎におけるパイロトーシス関連蛋白発現の免疫組織化学的解析

背景
NLRP3 (NOD-, LRR- and pyrin domain-containing protein 3) によるパイロトーシスは、様々な自己免疫疾患の発症に関与しているが、IgG4関連唾液腺炎(IgG4-RS)におけるその役割は不明であった。

研究方法
IgG4-RS患者19名の唾液腺組織を実験グループとし、良性唾液腺腫瘍患者20名の腫瘍周囲組織を対照グループとした。IgG4-RSサンプルの細胞形態と線維化は、ヘマトキシリン・エオジン(H&E)染色とマッソン・トリクローム(MT)染色で観察された。免疫組織化学(IHC)染色により、パイロトーシス関連タンパク質(NLRP3、ASC(Apoptosis-Associated Speck-like protein containing a CARD)、Caspase-1、GSDMD(gasdermin family members, including digestive dermatin D)、インターロイキン1β(IL-β)およびインターロイキン18(IL-18))の発現量を測定した。

結果
実験群では、対照群に比べ、リンパ濾胞の増殖、胚中心形質細胞の浸潤、不規則な線維化の増加が観察された。NLRP3、ASC、Caspase-1、GSDMD、IL-1β、IL-18レベルは、実験群で対照群に比べ有意に高かった(p < 0.0001)。

結論
本研究により、パイロトーシス関連タンパク質が IgG4-RS の病態に関与している可能性が示唆された。しかし、関与する特定の細胞経路や、複数の細胞死経路がIgG4-RSの発生に寄与しているかどうかは、まださらに検討する必要がある。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/jop.13290